社章を製作する中で、表面の素材やデザイン選びは欠かせないことですが、止め具などの裏面の素材選びも長く使用するには必要です。特に、衣類のうえに装着しますから素材に傷がつきにくいものが良いでしょう。
ビジネスマンがスーツの襟元に社章を装着する際は、概ね布地の切れ目につけるタイプとなります。女性用の場合は、細かい針を使用したものが多く、スカーフピンのようなデザイン性が高いものもあります。
安全ピンでも、きっちり止めてくれますから使われやすいです。裏側に付属している部品が大きめだと、名札タイプのデザインの社章として使用することもできます。ただし、装着や外す際に少し手間が掛かります。都度洗濯や着替えが必要な衣類の場合には労力を要します。
止め具をなくした場合の対処法
毎日装着する社章は、止め具の劣化などに伴い外れてしまうことがあります。直接上司に報告すると対処してもらえますが、装着してからの期間が短い場合は管理能力が低いと評価されかねません。社章をつけていない職員がいれば、会社全体で装着している場合ではモチベーションダウンとなりやすいです。
社章の止め具までは見られることは少ないので、通販やホームセンターで社章のサイズに合ったものを購入しても問題ないでしょう。既製品では間に合わない場合は、製作業者にてオーダーメイドで依頼する方法もあります。業者選びにあたっては、見積もりやデザインについて明確に答えてもらえる所だと失敗が少なく余計な費用が掛かりにくくなります。

止め具の種類と効果
社章の止め具の種類はいくつかあり、定番のものでタイタックがあります。針型なので、衣類に穴が開いていなくても使用できます。1mm未満の穴で衣類への傷が目立ちにくいため、傷が目立つことにこだわりがある方も使用しやすいです。針に押し込むだけで装着が可能で、爪でスライドさせるだけの取り外しとなります。
特ネジは、キャッチ部分に滑り止めがついているため社章をずれにくくします。ただし、毎日取り外しをすることでネジの劣化に伴い、緩みが生じやすくなります。不安に感じた場合は、予備の止め具を準備すると良いでしょう。
平ネジは、キャッチ部分が平らできつく装着をしても衣類を傷つけにくいことが特徴となっています。タイタックと比較しても、概ねネジが太く高い耐久性があり長期間使用しやすいです。特に、屋外で仕事をしていたり外回りで良く移動されている方に適しています。